強剪定
強剪定とは太い枝を短くしたり多くの枝や芽を切り落とすような剪定のことをいいます。
大きくなった樹木をコンパクトにするために、この剪定が行われることがありますが、
強剪定は切り口が大きくなるため木へのストレスが大きく、
回復力が弱いと枝が枯れてしまうリスクもあります。
剪定後の切り口は、人間がけがをしたときの傷口と同じ状態なので癒合剤を塗るケアが大事です。
切り口がそのままだと、雨風や乾燥の影響で傷ができたり、雑菌が浸入したりしてしまいます。
切り口が大きいほど自然に癒合するのに時間がかかり、リスクが増えてしまうのです。
また、切り口がふさがるまでに水や養分が外に出ていってしまい、植物は弱ってしまうおそれもあります。
癒合剤を塗れば、水や養分が出ていくことを防ぐことができます。
人間も怪我をすると薬を塗るのと同じで樹木も同じようなケアが大事ですね。